多数決は、悪ですか?
「最後、結論が出ずに多数決で決める。」・・・会議では、あまりに見かけない光景です。むしろ、多数決は避けられている決定方法です。多数決が避けられているのはなぜでしょうか?理由のひとつに、多数決を行うためには、事実説明がしっかりされる必要があるからです。
多数決で決める上で大きな前提があります。それは、事実説明が参加者に伝わっていることです。事実が曲げられて伝わっていたり、十分な情報を提供されていない状況で多数決を行っても、判断材料が適正ではないので、適切な多数決を行うことができません。
議論を尽くし、会議の参加者が事実認識を十分に共有した段階で始めて、多数決が可能となります。多数決自体は、みんなに手を上げてもらうなり、無記名の投票用紙で決めるなり、すぐに終わらせることができるかもしれません。しかし、一番手間がかかることは、事実認識を共有させる作業です。良い点、悪い点を含め、事実説明を十二分に行う必要があります。
多数決を行うためには、議論を尽くすことと同様に手間が発生します。とても簡単で手軽な方法だとは言い切れません。注意を払って、多数決を導入しましょう。
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